作者 | 吟題 | 吟じ出し |
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李 白 | 早に白帝城を発す | 朝に辞す白帝彩雲の間、千里の江陵一日に還る |
李 白 | 峨眉山月の歌♪♪ | 峨眉山月半輪の秋、影は平羌江水に入って流る |
李 白 | 静夜思 | 牀前月光を看る、疑うらくは是れ地上の霜かと |
杜 甫 | 春望 | 国破れて山河在り、城春にして草木深し |
杜 牧 | 江南の春 | 千里鴬啼いて緑紅に映ず、水村山郭酒旗の風 |
杜 牧 | 山行♪♪ | 遠く寒山に上れば石径斜なり、白雲生ずる処人家有り |
張 繼 | 楓橋夜泊 | 月落ち烏啼いて霜天に満つ、江風漁火愁眠に対す |
王 維 | 元二の安西に使するを送る | 渭城の朝雨軽塵をうるおす、客舎青青柳色新たなり |
菅原 道眞 | 九月十日♪♪ | 去年の今夜清涼に侍す、秋思の詩篇独り断腸 |
上杉 謙信 | 九月十三夜 | 霜は軍営に満ちて秋気清し、数行の過雁月三更 |
廣瀬 淡窓 | 桂林荘雑詠諸生に示す(休道) | 道うことを休めよ他郷苦辛多しと、同袍友有り自ずから相親しむ |
賴 山陽 | 不識庵機山を撃つの図に題す | 鞭声粛粛夜河を過る、暁に見る千兵の大牙を擁するを |
良 寛 | 無欲 | 欲無ければ一切足り、求むる有らば万事窮す |
新島 襄 | 寒梅♪♪ | 庭上の一寒梅、笑って風雪を侵して開く |
佐佐 友房 | 吉次峠の戦い♪♪ | 君見ずや吉次の険は城よりも険なり 突兀空を摩して路崢嶸 |
「イラスト付絶句百選 吟詠教本」紹介 |