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吟詠詩歌 俳句例示
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新設:2004-12-01
更新:2017-11-01
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作者 吟題 ( )内は改訂前 吟じ出し
松尾 芭蕉 閑かさや(閑さや) 閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声
松尾 芭蕉 奥州高館にて 夏草や 兵どもが 夢のあと
松尾 芭蕉 古池や 古池や 蛙飛び込む 水の音
榎本 其角 鐘ひとつ 鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春
山口 素堂 目には青葉 目には青葉 山ほととぎす 初鰹
河合 曾良 松島や 松島や 鶴に身をかれ ほととぎす
河合 曾良 よもすがら よもすがら 秋風聞くや 裏の山
加賀千代女 朝顔に 朝顔に 釣瓶とられて 貰ひ水
與謝 蕪村 菜の花や(春景) 菜の花や 月は東に 日は西に
與謝 蕪村 春の海 春の海 ひねもすのたり のたりかな
良   寛 焚くほどは 焚くほどは 風がもてくる 落葉かな
小林 一茶 痩蛙 痩蛙 まけるな一茶 是に有り
小林 一茶 我と来て 我と来て 遊べや親の ない雀
小林 一茶 是がまあ(雪五尺) 是がまあ つひの栖か 雪五尺
正岡 子規 柿くへば 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺
正岡 子規 をととひの をととひの 糸瓜の水も 取らざりき
高浜 虚子 遠山に 遠山に 日の当りたる 枯野かな
種田山頭火 分け入っても 分け入っても 分け入っても 青い山
木村 岳風 霖雨や(なが霖や) 霖雨や 栗の花浮く 潦
中村 汀女 あはれ子の あはれ子の 夜寒の床の 引けば寄る
中村草田男 降る雪や 降る雪や 明治は遠く なりにけり
俳句吟の繰り返し方
  • 第1句は、繰り返すときと、繰り返さないときがあり、作品によって異なる。
  • 第2句と第3句は、続けて吟じ、かつ必ず繰り返す。
  • 繰り返し吟じるときは、吟じ方に変化をもたせ、同じように吟じるのを避ける。
以上、2012-1-15 記す