良寛が10年余にわたり修行した円通寺(玉島)は岩の多い山頂近くにあり、山頂付近は円通寺公園となっている。 山頭火は昭和11年(1936)円通寺を訪れ、「岩のよろしさも良寛さまの想ひ出」と詠んだ。 その句碑が玉島文化協会により平成4年(1992)11月3日建立されている。
良寛が住んだ五合庵は、本覚院の上方にあり、五合庵から本覚院の伽藍が見える。 本覚院の駐車場脇に山頭火句碑「青葉分け行く 良寛さまも 行かしたろ」が山頭火没後五十年追善供養として建てられている。 左写真中央の碑は、「本覚院につどいてよめる」とした良寛歌碑「やまぶきの 花をたおりて おもふどし かがす春日は くれずともがな」とある。