和歌例示
吟詠詩歌 和歌例示
月よみの(山路)
新設:2010-12-01
更新:2017-11-01


国上寺から国上山頂上への登山道五合目・あか谷見晴所にある良寛歌碑「月よみの」
国上寺から国上山頂上への登山道五合目
あか谷見晴所の良寛歌碑「月よみの」
撮影:2011-05-18


  月よみの  (山路)
        良 寛
  月よみの
     光をまちて
          かへりませ
     山路は栗の
          いがの多きに

【通釈】
月が出て、その明るい光を待ってお帰りなさい。山路は栗のいがが多くて危いですから。
【出所】
吟詠教本和歌篇 (下巻)38頁
良寛の月見坂
ある秋の夜のことです
五合庵で良寛さまとお客さまはおそくまで語り合っていました。そのうちにお酒の無くなったのに気づいた良寛さまが、ちょっとふもとまで買いに行ってきます。 といって出かけましたがなかなか戻りません。
心配したお客さまが坂におりてここまで来ましたところ、松の切株に腰をおろしている良寛さまの姿がありました。
月のあまりの美しさにお酒を買うのも忘れて無心になっている良寛さまなのでした。
燕市教育委員会
良寛の月見坂(本覚院・五合庵への西参道)
「良寛の月見坂」
本覚院・五合庵へ通じる西参道
ここより下った処には大変歩き難い山道が
良寛の月見坂(本覚院・五合庵への西参道)
「良寛の月見坂」
本覚院・五合庵・国上寺への西参道の一部
松ぼっくりが沢山落ちていた
「良寛の月見坂」案内板
上欄に紹介のした内容の
「良寛の月見坂」案内板
左下写真の左端案内板を拡大
「良寛の月見坂」上部口と同案内板
「良寛の月見坂」の上部出入口
本覚院駐車場に続く道路の左手前
写真中央を左に入ると右写真の処
「良寛の月見坂」上部口近傍のお地蔵さん
写真中央奥樹木二本の間にお地蔵さん
「良寛の月見坂」登坂時は気付かず
良寛さんが腰をおろし月を愛でた処?
「良寛の月見坂」上部口近傍のお地蔵さんを拡大
左写真のお地蔵さんを拡大
何ともいえない好い感じだが、夕陽が逆光
月夜に訪ねることができれば
<注>
本覚院・五合庵・国上寺は新潟県燕市国上にある良寛さまゆかりのところ
以上の「良寛の月見坂」欄に掲載写真は、2011-05-18に撮影