和歌例示
吟詠詩歌 和歌例示
はこねにまうづとて(伊豆の海)
新設:2011-01-01
更新:2017-11-01

はこねに()()づとて
(みなもとの)  実朝(さねとも)
    箱根路を

    わが越えくれば

       伊豆の海や

    沖の小島に

       波の寄るみゆ



        はこねにまうづとて
                       源実朝
        箱根路を
           わが越えくれば
                伊豆の海や
           沖の小島に
                波の寄るみゆ

【通釈】
箱根の山路を私がこえてくると、(大きく展望が開けて)伊豆の海が見渡され、沖の小島には白波のうち寄せているのが見える。
【出所】
吟詠教本和歌篇(上巻)154頁