漢詩例示
吟詠詩歌 漢詩例示
峨眉山月の歌
新設:2010-11-22
更新:2017-11-01
  
峨眉(がび)山月(さんげつ)(うた)
李 白
峨眉(がび)山月(さんげつ) 半輪(はんりん)(あき)

(かげ)平羌(へいきょう)江水(こうすい)()って(なが)

(よる)清渓(せいけい)(はっ)して (さん)(きょう)()こう

(きみ)(おも)えども ()えず()(しゅう)(くだ)


  峨眉山月歌
       峨眉山月半輪秋
       影入平羌江水流 
       夜發清溪向三峽 
       思君不見下渝州 
【通釈】
峨眉山に、半輪の月がかかっている。その月の光は、平羌の江水を明るく映し出し、水は静かに流れてゆく。私はこの夜清渓を出発して三峡に向かったのであったが、ここに来てはじめて月を見ることができたのである。このあたり、山がつらなり特別の時刻でなければ、太陽や月の見えないところというが、舟が下るにつれて、やがて半輪の月も隠れてしまって、そのまま空しく渝州を通り過ぎたのであった。
【出所】
普及版吟詠教本 漢詩篇(一)96頁

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吟者:荒川岳深